シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント「レバレッジ」

おすすめ本

「特殊知識」×「説明責任」×「レバレッジ」

本書は、大きく分けて二部の構成になっています。前半は富について、後半は幸福についてです。

前半の重要ワードとして、レバレッジがあります。レバレッジとはテコという意味で、小さな力で大きなモノを動かす例えで良く使われます。

このレバレッジかけるモノを三つ挙げています。一つ目が労働、労働と言っても自分が働くのではなく他人の労働力、働いてもらって大きな力にする方法です。ただし、ナヴァルは最悪の方法だと言っています。

自分自身が、サラリーマンで50人以上の部下を持つ為、人を動かす事の大変さを実感しています。

二つ目がカネです。君が何かの決定を下すたび、その効果をカネで増幅させるということ、と説明しています。

資金管理と資金運用のスキル、これは我々がイメージするいわゆるお金持ち、大富豪のレバレッジの掛け方です。

三つ目が、限界費用ゼロで複製できるプロダクトという表現をしています。このイメージはヒカキンさんやはじめしゃちょー、最近ではヒカルさんやコムドットのやまとなどをイメージすると良いでしょう。

ユーチューバーと呼ばれる職業が、わかりやすいと思うのですが、コンピューターさえあれば、誰の許可(最低限のマナーは必要だが…)もいらず、コピーするコストがゼロに近いプロダクト(製品、制作物、商品)

ナヴァルは本、メディア、映画、プログラミングコードを挙げています。

このレバレッジの考え方については身近な節約生活や仕事でも使う事ができます。例えば、固定費の見直しをする事もカネのレバレッジという観点で考えれば、一旦手間をかけて変更してしまえば、効果が持続的に大きな金額を節約する事が出来ます。

もちろん、Nisa口座でインデックスファンドを買う事は、複利という最強のレバレッジを掛けていますし、節約方法を学び良い習慣を身につけることも広い意味でのレバレッジだと思います。

自分は、節約では固定費の見直しを一番に、資産形成ではNisa口座でのインデックスファンド購入を薦めています。

比較的簡単に出来て、レバレッジが掛かっているので、大きな効果が期待できるからです。

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