今年の5月に脳梗塞で手術して、半年近くが経ちました。幸いにして、まだ生きていますがあと少しの命だと思います。
8月に緊急入院してからは、ほぼ意識がない状態が続いています。毎週、面会に行き一時間程度話しかけていますが、今では息をして心臓が動いているだけ……
当初は、話すことが出来たんですけどね。一般病棟の為、コロナで面会自体が出来ませんでした。緩和病棟に移ったことにより、ある程度の面会が許されるようになりました。
自分は、良い息子だったのかな?もしかしたら、もっと絡んでいれば自分の知識や調べる力を使えたんではないか?敏感に対応出来ていれば、結果は違ったのかな?
後悔しても始まりませんし、最終的にがんが原因なので、結果は同じだったのかもしれません。
話すことは出来ない父に必死に話しかけ反応があった時から、毎週行く度に弱っていく父。自分が毎週一回来ていること、皆んなが面会に来てくれていること、父への感謝を必死に伝えました。
思えば、父と二人でこんなに長く話したことはありませんでした。
自分だったら、皆に愛されていたと思いたいし、良い人生だったと思って死にたい。
父は定年後、人が変わったように人生を謳歌していました。定年後の活躍についてもたくさん父に話しました。
自分もいまだに精神的に不安定になったりしますが、父はもっと大変だったと思います。
自分が育った家庭はある意味、早い段階で崩壊していました。中学時代まで、友人に恵まれていたのでスクスクと育ちましたが、高校時代には張り詰めていた糸がプツンと切れてしまいました。
そんな家庭を作ってしまった張本人ですからね。自分と違って発散する場所がなく、数年間仕事に行けず……うつ病で入院してますからね。
とはいえ、再婚して……幸せだったのかな?
こんなことを反応出来ない父に言うのは、酷なので一切話していません。
少しでも長く生きて欲しいです。
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